当社は2025年4月に創業10周年を迎えました。
これもひとえに、日頃よりご支援頂いておりますお客様、関係者の皆様のおかげと、心より御礼申し上げます。
10周年となる今年、当社は不動産事業について、新たなプロジェクトをスタートいたします。
「喜多方まちなか再生プロジェクト」
喜多方の中心地である「レトロ横丁商店街」を中心とした「まちなか」エリアの再生。
空家、空きビル、シャッターテナント化が進む商店街を、それらの物件オーナーの皆様と丁寧に話し合いながら、テナント化にご協力をいただき、そこに「やる気があり」「能力があり」そして「このエリアに求められるサービス」を提供してくれる方々を誘致していきます。
このような力のある店舗が一つ一つ増えてくることで、点が線になりそして面になり、結果として地域に賑わいが生まれると考えています。大変な道ですが逆にこれ以外の道はない、そんな思いでおります。
そして、昼の賑わいを生み出すと同時に、喜多方への滞在者を増やすためには、夜の賑わいも必要であります。
幸いにも、レトロ横丁商店街と喜多方市役所に挟まれたエリアは、かつて大変な夜の賑わいが存在していて、レトロと呼ぶにふさわしい昭和なスナックが点在している地域。ただし、ご多分に漏れずどんどん廃業が進み、夜の灯がどんどん寂しくなっている。
地方において、近年スナックの役割は多様化し、あらたな文化やコミュニティが生まれています。また日本独特のカルチャーに興味あるインバウンド観光客の受け皿ともなりつつあります。こうした「Neoスナック」を、現在空いている店舗に誘致することによって、ここ喜多方に新たな夜の賑わいを生み出すことができると考えています。
こうして、近接したエリアで昼夜ともに魅力的な場所が生まれ、新たな賑わいが生まれてくることで、喜多方に滞在する(宿泊する)理由が生まれてきます。するとその受け皿として、あらたな魅力的な宿泊施設が生まれてくるでしょう。
このようなひとつひとつの積み上げがつながって、喜多方に新たな経済・市場が生まれることになります。新たな市場、魅力的な店、魅力的なサービス、魅力的な人が増えれば、それが新たな交流人口を生み出し、歯車が純回転で回り始める、そんな構想があります。
今はまだ妄想のレベル。そう、実行の伴わないビジョンは妄想である(by トーマス・エジソン)。
とはいえ、全ては妄想から始まる、と信じて、一つ一つ実行に移してまいります。
創業10周年にあたり
あかべこ不動産
代表 石原幸一